オンラインカジノ カンボジアのカジノがドナコの収益増加を牽引
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オーストラリア証券取引所に上場しているドナコ・インターナショナル社は、2024年第4四半期の純収益が640万ドルで、前年比5.9%増だったと報告した。
同社は、前四半期と比較して収益が伸びたのは、カンボジアのポイペトにあるカジノ「スターベガス」の安定した事業によるものだとしている。
同社が株主に提出した情報によると、スターベガスの四半期純収益は409万ドルで、前年同期の310万ドルから増加し、物件レベルのEBITDAは前年比16.9%増の263万ドルとなった。
物件レベルのEBITDAとは、単一の物件または不動産資産に特化した企業の利子、税金、減価償却、償却前利益(EBITDA)の計算を指し、基本的に企業レベルでの財務上の義務や物件に関連しないコストを考慮せずに、個々の物件の運用収益性を測定するものである。
ドナコのもう1つのカジノ、ベトナム北部のアリスト インターナショナルでは、純収益が前年比3.3%増となったものの、前四半期比2.7%減の232万ドルとなった。施設レベルのEBITDAは144万ドルで、2023年の同時期よりわずかに増加したが、9月四半期の157万ドルからは減少した。
12月四半期により、ドナコは現金ポジションを強化することができ、現在は2260万ドルで、前四半期より10%増加している。この増加は、当社の事業全体で安定した業績と、厳格なコスト管理策の継続的な実施によるものである。アリストに焦点を当てると、事業は前四半期と一貫して業績を上げ、昨年より改善が見られた。アリストに保管されている未使用チップに課税するというベトナム税務総局の決定を受けて、ベトナム税務総局の正当性に異議を唱える訴訟の結果については、これ以上の最新情報はない。当社は、さらなる情報が明らかになるにつれ、引き続き株主に情報を提供していく。
カンボジア商業賭博管理委員会(CGMC)が発表した最新データによると、カンボジアは2024年にカジノやギャンブル運営業者から6,310万ドルの税収を得ており、前年比85%増となっている。
カンボジアは外国人観光客を誘致するためカジノにライセンスを付与している。首都プノンペンにあるカジノ1軒を除き、すべてのカジノは国境沿いと沿岸のプレア・シハヌーク州に設置されている。カンボジアの法律では、カジノでのギャンブルは外国人のみ許可されており、カジノのほとんどはタイやベトナムとの国境沿いにある。